誠実な詐欺師 トーベ・ヤンソン   ムーミン作者の大人向け長編小説

 

「誠実な詐欺師」

 

タイトルにもギョッとした本ですが、

 

なんと ムーミン の作者 

トーベ・ヤンソン」 が書いた小説だったので、ビックリ。

 

 

ムーミンといえば、 ほんわかとした色合いのグッツ

(マグカップとか便せんなど、)が好きなのですが、

 

そういえば作者ヤンソンの小説はほとんど読んだことなかったので、ちゃんと読んでみる。

 

:::::::::::::::::::

 

トーベ・ヤンソン・コレクション 2 誠実な詐欺師

↑ あとがきに、「物語のあらすじ」が書いてあるので、

 どんな話か知りたい方は、ざっと読んで見てください。。(ネタバレ含みます)

 

 

・明るいお話か??と聞かれたら、

 「う~ん。暗い話なので、弱っている時に読むとツライ」 と答えますが(汗)

 それでも、胸にグサリとくる小説なので、個人的には好きです。

 

・カトリとアンナ、どちらが好き?と聞かれたら、

 性格とルックスが似てる気がするので、カトリと答えます。

 あと村の郵便配達屋(ボートづくりの職人)も好きな登場人物です。

 

 以下の点が良い所でした

 

:::::::::::::::::::

 

・雪に閉ざされた小さな農村が舞台で、

 フィンランドや、ノルウェーの生活がイメージできる作品です。

 (静岡県民 としては、雪国という設定だけで十分ファンタジーです。)

 

・初めて聞くような不思議な名前が多い。

 (カトリ・クリング、アンナ・アエメリン、マッツ、スンドブロム夫人 など。)

 名前や地名って場所によって360度変わるんだな~と思いました。

 

 そういえば、私もパスポートの本名(ローマ字)をみせた時に、

 ギリシャ人の空港職員に「名前、どうやって読むのか全然分からない」というリアクションをされました!!